「龍の耳を君に」を読んで

先日読んだ「デフ・ヴォイス」のシリーズがあると知り、

続きと思われる「龍の耳を君に」を読んだ。

 

今回も一気読みしてしまった。速読できない私は、ゆったりと一日掛かってしまったが。

結果としてストーリーとして楽しめたし、ろう者に限らず障がい、病気を持つ家族の葛藤など

これまで知り得ない知識を得ることができた。

又巷で流れてる政界の裏事情なども織り込まれノンフィクションとは思えない感覚で現実の

NEWSと重ね合わせて読み進んだ。

 

まず「龍の耳」って何?って思いながら読み始めたのだが、なるほどそうなんだ!と。

もしかしたら漢字に疎い私だから知らない常識なのかもしれないが、

「ろう」という漢字を古代の人は凄いなと思った。

その由来を知らず手話に興味がある方は是非読んで欲しいと思う。それだけでも楽しめる。

 

そして、手話は多くの方々がろう者が使うと思われている思うが、

ろう者に限らず口語に並ぶ一つの言語としてしっかり成り立っているのだと知らされた。

 

まだ手話を学び始めて数ヶ月だが学び始めた事で、手話にも種類があったり、

Codaである方の葛藤など少しは耳にしてたので、読むほどに引き込まれていった。

手話表現は手話を齧り掛けの私には丁度いいのかもしれない。全く知らない方には

?かもしれないが、そこからちょっとだけ調べてもらえれば理解できると思う。

 

さて、次は「慟哭は聴こえない」という本らしい。

とても楽しみであるが情けなく、この『慟哭』(どうこく)という字も読めなかった。

少しずつ、知識を増やしていこう。