「デフ・ヴォイス」を読んで

久しぶりに本を読む。

 

気づくと最近は本を読んでいなかった。本というか、小説を。

最近読む本は、情報誌ばかりで、読むのではなく見ているという事なのだ。

デフ・ヴォイスを読んでいて、

情けない事に、この字は何て読む?あれ、意味は?

お恥ずかしながら、難読漢字に打ち当たり、その都度iphoneのカメラの翻訳機能を使い

読みを調べ意味が不安だとそれも調べ、、、。

その便利機能でさほど手間を掛けずに読み進めることができた。

 

さて、読んでの感想だが、なかなか重く訴えかけられる話ではあったが、一気読みしたくなる

ストーリーだった。

手話を学んでいる私にとって、ろう者をどう描いているのか前情報を知らず読んだので引き込まれていった。

あとがきを読んで、なるほどと納得できた。

ろう者の知り合いが身近にいるでもない私にとっては想像の域を出ないが、ろう者に限らず

生まれ育った環境という事にどう向き合っていくのか?そんな重みも感じさせられた。

 

久々に読んだ小説に良い出会いを感じた。

丸山正樹氏のこのシリーズがあるらしいので引き続き読んでみようと思う。